今回は未来の子育ての最初の配信です
昨日の登録していただいた時のページでは
・子供の笑顔はまわりを元気にしてくれる
・ママの笑顔が子供の笑顔を作る
・子育ては知らないから大変なことが多い
ということを書きました
(昨日のページはこちら)
その中で
=====
「ティッシュ1箱くらいあげて
”思う存分出していいタイム”してあげればよかった」
(1回思う存分させてあげるといいです)
=====
ということをさらっと書きましたが
大人の世界では常識なんだけど
子育てでは間違ってしまう「思い込み」がたくさんあります
その一つが
「これをさせたらクセになるから止めたほうがいい」
という思い込みです
小さい子供の場合は
「やって飽きて次のステージに進む」
ということってけっこう多いです
例えば先ほどのティッシュの例も
赤ちゃんのときはまだ
思い通りに身体を動かせないので
ティッシュを出すという動作が
身体を思った通りに動かす練習になり
1枚出すたびに
挑戦して「できた!」という
成功体験を積んでいます
・挑戦する体験
・成功体験
・集中力も発揮しています
いたずらしているわけではなく
めちゃめちゃいいことなんですね
(親は困りますけどね)
ティッシュなんて安いものなら5箱で300円くらい
そのうちの1箱で200回の挑戦と成功の体験が積めて、こんなコスパのいい投資はないですよね
「片付けるのが面倒」とか
「食べちゃったら大変」とか
いろいろ心配はあるかもしれませんが
それは予想してない時に突然始まるから困るわけで
時間を作ってちゃんと見てあげながら
そのティッシュは終わったら捨てる前提で
(書き終わったら使えなくなる練習ドリルのような感覚で)
そうやって1度思いっきりやらせてあげるといいです
でも、ここで親の思い込み
「させたらクセになる」があります
たしかに1箱で飽きるわけではなく
ティッシュが届く範囲にあったら
何度かはまたやるでしょう
それでもそれは大人の「クセになる」とは違い
目の前に現れた何か(ティッシュ)に
「興味」を持っただけです
興味なのでずっと続くわけではなく
何度か思いっきりやったら満足して飽きます
中毒性のある(止められなくなる)ものとは違います
一度飽きたらもう見向きもしなくなりますよ
そうなったら
「本当はあそこに置いておきたかったんだけど」
という場所に堂々とティッシュを置けるようになります
でも「一度させたらクセになる」という思い込みがあると、やらせてしまったらずっと続くような感覚になって止めてしまうんですよね
「やりたかったのにやれなかった」
だと子供はまた見つけたときにやりたくなります
そうなると、ティッシュ問題は常に気をつけて
置く場所を考えないといけないし
思わぬときに突然ティッシュ問題が起きて
つい条件反射的に「ダメ!」と強く反応して
泣かせて止めてしまう
子供の貴重な体験のチャンスも与えられないし
忙しい時だと怒ったりイライラしてしまうんです
もう一つの例として「抱っこ」もあります
あまり抱っこすると「抱きぐせがついてしまう」
「甘えん坊に育ってしまうのではないか」と
心配する人も多いです
特に自分で歩けるようになってくると
「いつまでも抱っこばかりさせてたら良くないかな」
という考えが浮かんできます
私もそう思ったことがありました
でも、実際はむしろ反対で、小さいうちは
求められただけ抱っこしてあげたほうがいいんです
大きくなってからの甘えん坊などは
幼少期に満たされなかった愛情を取り返そうとして
無意識にそうなってしまうことが多く
そうならないためには小さい頃にどれだけ
愛情を満たしてあげるかのほうが大事です
幼少期は愛情が満たされたら
次のステップ(自立・自分でやりたい)に進むので
たっぷりと満たしてあげたほうがむしろ早く次に進めていいんですね
「させたらクセになる」という思い込みは間違った対処をしてしまうことにつながりやすいので気をつけたいですね
この思い込みによって親の反応が変わり
その積み重ねは子供に大きな影響をあたえます
ティッシュの話なら
何度かティッシュタイムを作って
「挑戦してうまくいく成功体験」
を積ませてあげるか
「ダメ!」って怒って泣かせて
「挑戦したら怒られた体験」
のままで終わらせてしまうか
抱っこの話なら
たっぷり愛情を肌感覚で感じて満たされるか
「もっと抱っこしてほしいよ」という満たされない気持ちやさみしい気持ちを心の奥に溜めてしまうか
この違いは大きいですよね
ひとつひとつは小さなことですが
知ってるか知らないかの違いなのと
そういう小さいことの積み重ねが
子供の潜在意識には大きな影響を与えていくんですね
特に抱っこの話は
「ママのぬくもり、愛情を感じたい」って気持ちは
赤ちゃんの本能としての強いエネルギーなので
満たしてあげないと「満たされなかった気持ち」が
心の中に溜まっていきます
そうすると、大きくなってから甘えん坊になったり
無意識に他人の気を引こうと悪さをしたり
それは本人も気づかない無意識の行動で出るので
インナーチャイルドなんて言われたりもします
子供の「やりたい!」って気持ちは強いエネルギーなので、消化してあげないと心の中に溜まっていきます
「やりたい」を「できた」で発散させてあげる
これができると良いですね
子供が何か集中してやっているときや
何かを求めてくるときは
何か意味があるんだなと思って
できる限りやらせてあげたらいいと思います
(特に6歳までは)
さて、今回はここまでになります
今回の話も旦那さんや奥さんが知らなければ
ティッシュタイムを見たら
「おいおい何やってんの!?」ってなりますし
抱っこは身体の負担があるからなるべく分担したい
できれば体力のある男性の力をたくさん借りたいので
ぜひ夫婦でも共有してくださいね
ティッシュの話でここまで語るなんて・・・笑
次回は、忙しい中でもこういったことを余裕を持ってさせてあげれるようになるために大事な話をしようと思います
最後まで読んでくださってありがとうございました
今日も子育て楽しく頑張りましょう